5Gビジネスラボを開設しました(2021年9月28日更新)

2021年9月28日 5Gビジネスラボ

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2021年9月28日に更新しました。


こんにちは。DXプラットフォーム運営事務局です。

このほど新潟市産業振興センター屋内の5G環境整備が完了し、9月15日、実証拠点「5Gビジネスラボ」として運用を開始しました。これに合わせ、関係者限定の開設式を行いました。

5Gビジネスラボ紹介資料(1.41MB)

デモンストレーション(2021年9月28日追記)

開設式では、新潟市・中原市長、NTTドコモ新潟支店・久保田支店長、新潟IPC財団・佐藤副理事長のテープカットに続き、5Gの活用事例を想定したデモンストレーションを行いました。

Vチューバー実演

5G環境を活用した生身の人間とバーチャルキャラクターのコラボライブです。

バーチャルキャラクターを動かすため、ダンサーの1人が頭・腰・手足にモーションキャプチャー機器を装着。5Gの低遅延と大容量の特性により、両者の動きはぴたりと合っていました。将来的には、全国、海外の実演者(”中の人”)がVチューバーとして多数出演する新しいイベント、ライブなどの表現の形が生まれるかもしれません。Vチューバーの”中の人”は老若男女に関係なく様々な姿のキャラクターになれるため、これまでにないような意外な表現ができるなど多くの可能性を秘めています。こうした実証の場ができたことで、ゆくゆくは新潟がVチューバーのメッカになるかもしれません。

ドローン実演

5G環境下を想定したドローン活用のシミュレーションです。

救助活動
人が立ち入れないような災害などの現場にドローンを飛ばし、要救助者をいち早く発見しようというシミュレーションです。実際に産業振興センター屋内に家具やがれきなどが散乱した場所を設け、小型ドローンを飛ばしました。ドローンのカメラから伝送されてくる映像を頼りに要救助者を捜索。従来のようなアナログ伝送であれば、ノイズの影響を受けやすく、ロケーションによっては安定した映像伝送ができないことが考えられます。このようなシーンに5G技術を導入することで、より安定した飛行で、かつ、遅延もなく鮮明な映像伝送が可能になるかもしれません。多くの災害現場での救助目的での利用が期待されます。

編隊飛行
東京オリンピックの開会式でも披露された、複数のドローンによる編隊飛行のシミュレーションです。今後技術開発が進み、5Gの多数同時接続や低遅延などの特性を生かしたより安全で精度の高いリモート操縦が実現すれば、バッテリー容量のより大きな機体が生まれ、より長時間の飛行も可能になるかもしれません。屋外での活用にとどまらず、倉庫や工場など屋内空間における点検・警備など様々な用途に対応した新たなサービスが生まれる可能性もあります。


この記事は、事務局スタッフの曽我が担当しました。
曽我 健介